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院長より診療方針に関する大切なお知らせ

『口からはじめる健康づくり』

今年は桜の開花が早く春が一足飛びで迫ってきました。そして、3年にわたるコロナの時期を経てアフターコロナの時を迎えましたが、コロナ後遺症やワクチン接種による副反応に加えて花粉症や黄砂の健康被害も大きく、さらに経済や戦争の混迷により先行きの不安に苛まれて、毎日を平穏な心地では過ごしがたい思いです。皆様はいかがお過ごしでしょうか。

人の一生は、誕生、成長・発育・発達・成熟そして、加齢に伴って衰えていき、やがて次の世界へと旅立っていきます。この過程の中で私達歯科医療従事者にできることは何かをつくづくと考えさせられた3年間でした。

コロナ感染症の経験から学ぶべきことは多々ありますが、コロナに限らず多くの病気をワクチンや薬に依存するだけでは十分でなく、自分や家族の健康は日常生活を適切におくる知恵と自分自身の体力、気力を充実させ自己の免疫力を養うことではないでしょうか。

『口は病の入り口、魂の出口』ということわざが古くから伝わっています。

口は病気の入り口であるとともに食物を取り入れるエネルギーの入り口でもあります、また、口から出た言葉は人を生かしもするし傷つけもします。口は私達の大事な玄関口です。もっと大切に見直さなければなりません。

大林歯科小児歯科医院では、コロナ感染症を含む多くの感染性の病気やメタボと呼ばれる成人病、加齢に伴う筋力や体力の衰えや認知症などを予防し緩和するために、「口」の機能を守り育てることを主眼として取り組むことを決意しました。そのために以下のような治療方針を整備しました。

  • 初診で来院された患者さんの聞き取りを丁寧に行います。
  • 口腔機能を検査して、その方に必要な栄養と食事のアドバイスを提供します。
  • そこで得られた情報をもとに治療計画を患者さんに寄り添いながら立案します。
  • 歯周病や虫歯などのすでに起こってしまった病変に対して必要な治療を優先的に行います。
  • 治療と並行してお口の環境を整えるために予防治療を行います。
  • 得られた良いお口の状態を維持増進するために定期的な口腔管理を継続します。

 

令和5年度は再出発の時期です。過去の経験を踏まえて慎重にしかも着実に皆様とともに元気よく進んでまいりたいと願っています。ご意見やご要望をお寄せいただけますと幸いです。

 

令和5年4月1日

医療法人きしぼ心和会

大林歯科小児歯科医院

院長 大林 京子