menu

  • ホーム  >  
  • むし歯治療と歯周病治療

むし歯も歯周病も早期発見・早期治療が大切です

予防を重視し、口腔内ケアに強い宗像市の歯医者「大林歯科小児歯科医院」。こちらでは大人の方のむし歯・歯周病治療について詳しくお伝えします。むし歯・歯周病は早期発見・早期治療が重要です。お口のことでお悩みなら、当院までぜひご相談ください。

不必要に削らない、抜かない、痛くない治療を

むし歯の治療では、むし歯菌に浸食された部分を削ったり、神経を取ったりします。しかし、こうした治療のダメージは蓄積され、歯の寿命を縮めることにつながります。だからこそ、まずはむし歯にならないことが大切なのです。

当院ではむし歯の治療が必要な場合もダメージを最小限に抑えられるように、「なるべく削らない、抜かない、痛くない治療」に努めています。

歯の大切な役割

歯の大切な役割

むし歯の再発・治療を繰り返せば、いずれ歯を失うことになります。そうなってから「歯1本1本の大切さに気づいた」と後悔する前に、歯が果たしている役割・大切さについて知っておきましょう。

食べる 食べ物を細かく噛み砕く「咀嚼」は栄養を効率よく吸収するために欠かせない「消化」の一部です。また噛み応えは「おいしい」という感覚にもつながっています。
話す 健康な歯と整った歯並びは、正しい発音を助けます。話すことは、人とのコミュニケーションにも欠かせません。
唾液の分泌を促進する 唾液が多くなると口腔内の自浄作用が高まり、細菌繁殖の抑制につながります。
脳への刺激 よく噛むことで刺激が脳に伝わり、「血流を促す」「脳の細胞の働きが活発化する」というメリットがあると言われています。
表情 歯がきれいに並んでいるかどうかは、口元の印象を大きく左右します。
全身のバランス 噛み合わせは全身のバランスともつながっています。上下の歯でしっかり噛みしめることで、歩行の安定などにも影響があります。

そもそも、むし歯とは?

むし歯の原因

むし歯とは、お口の中の細菌が糖分を分解して「酸」を出し、その「酸」が歯を溶かす病気です。お口の中は常にたくさんの菌が存在します。その中のむし歯菌(ミュータンス菌など)が歯の表面に付着し、糖分を取り込んでネバネバの物質(菌体外多糖)を生成して繁殖します。これがプラーク(歯垢)です。

プラークが付着した状態が続くとその中の菌が「酸」を出し、歯からカルシウムなどの成分が溶け出す「脱灰(だっかい)」という状態になります。このとき歯は白く濁った色になりますが、この段階なら丁寧なブラッシングをすることで歯が「再石灰化(さいせっかいか)」し、溶け出した歯の成分が再び歯に戻ります。

お口の中ではこの「脱灰」と「再石灰化」が常にくり返されており、双方のバランスが取れていれば問題はありません。しかし、ひとたびバランスが崩れて「再石灰化」が追いつかないと、むし歯になってしまうというわけです。

むし歯の放置は危険です

むし歯が進行すると痛みが生じるため、「なんとかしたい!」と治療をはじめる方も多いです。ただ、むし歯はさらに進行すると痛みが一旦なくなる期間もあるため、放置期間が長くなる危険があります。その結果再び激痛に襲われ、「抜歯」しか選択肢がなくなるケースも少なくありません。そうなる前に、早い段階で治療を開始することが大切です。

初期むし歯

初期むし歯

歯の表面を覆うエナメル質がわずかに溶かされはじめている状態。痛みなどの自覚症状はまだありません。

症状

むし歯の部位が白濁・薄い茶褐色になります。

治療

むし歯の箇所を削り、詰め物で補います。

中期のむし歯

中期のむし歯

さらにエナメル質が溶かされ、自覚症状が出はじめます。

症状

歯に穴が開いたり黒っぽく見えるようになったりします。また冷たいもの、甘い物、酸っぱい物がしみるようになります。

治療

むし歯の箇所を削り、詰め物・被せ物で補います。

末期のむし歯

末期のむし歯

むし歯が歯の奥の神経まで達し、平常時でもズキズキ痛みます。神経が死んでしまうと一旦痛みはなくなりますが、歯根に膿が溜まると再び激しい痛みに襲われます。

症状

「歯に大きく穴が開く」「膿が出る」「歯が割れる」「刺すような激痛がある」といった症状が現れます。

治療

むし歯菌に冒された神経・血管を取り除く「根管治療」を行ない、被せ物で補います。

痛くない治療のために

基本的にむし歯の治療は麻酔をした上で行うため、削る際の痛みなどを感じることはありません。ただ、その麻酔の注射時に感じる痛みが苦手な患者さんは多く、当院は「痛くない治療」へ向けて麻酔の痛み軽減に取り組んでいます。

麻酔時の痛みを軽減する取り組み
  • 事前に表面麻酔液を塗って歯ぐきの感覚を若干麻痺させ、注射時の痛みを軽減
  • 電動麻酔器でゆっくり一定のスピードで麻酔液を注入
  • 痛みを感じにくい極細の針を使う

ほかにも、「何をされるか分からない」という恐怖心から痛みを強く感じてしまう患者さんも多く、当院では事前に分かりやすく治療内容を説明することで、こうした不安の軽減にも努めています。

根菅治療について

むし歯が重度まで進行した場合、以前は抜歯をするしかありませんでした。しかし、現在は「根管治療」によって歯を残して治療することが可能となっています。

根管治療とは?

むし歯菌に浸食された歯の神経や血管を取り除き、歯の内部にある管(根管)をきれいにして薬剤を詰める治療方法です。根管は複雑な形状をしているため治療する医師の技術が問われます。当院では拡大鏡などを導入することで精度の高い治療を行っています。

歯周病治療について

歯周病は加齢だけが原因ではなく、10代20代の若い世代でも発症するお口の病気です。初期症状がほとんどないのが特徴で、「気づいたときには随分進行していた……」という患者さんも珍しくありません。歯ぐきの腫れや、ブラッシング時の出血、強い口臭などサインが出るケースもあるので、気になる症状が出た場合は当院にご相談ください。

歯が抜けるのは老化現象?

「歯が抜けるのは年を取ったから」と言われることもあります。しかし、実際には成人した日本人が歯を失う原因の第1位は「歯周病」です。

ブラッシングが不十分で歯の汚れを十分落としきれていないと、細菌の巣窟であるプラークや歯石が溜まることに。そして歯周病菌がお口の中で活発化すると歯ぐきが炎症を起こします。

その結果、歯と歯ぐきの溝が深くなっていき、歯周病がさらに進行すると歯を支える顎の骨や歯周病組織をどんどん溶かしていきます。最終的には歯を支えることができなくなり、歯が抜け落ちてしまうのです。

歯周病が全身に及ぼす影響

歯周病が全身に及ぼす影響

歯周病が悪影響を及ぼすのはお口の中だけではありません。実は、全身の疾患とも深い関係性があるのです。

歯周病と関係性のある疾患

  • 糖尿病と歯周病は互いに悪化を誘発する可能性がある
  • 歯周病菌が血管に入り、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まる
  • 歯周病菌がつくる毒素が呼吸器に入り、気管支炎や肺炎の原因となる
  • 歯周病菌が子宮の筋肉に影響し、早産や低体重児出産のリスクが高まる
主なリスク因子

ケア不足による日常的な汚れの蓄積に加え、喫煙、歯列の乱れ、糖尿病などの全身疾患、歯の被せ物が合っていない、ストレス、遺伝的要因、薬剤の副作用など、さまざまな因子によって歯周病リスクは高まります。とくにお子さんの場合には、遺伝や家族間での感染に注意が必要。当院ではお子さんの両親・祖父母まで視野に入れて、お子さんの歯周病予防についてアドバイスを行っています。

歯周病は早い段階から管理していくことが大切です

最初のうちは歯周病の自覚症状がない患者さんも多く、受診されたときにはもう改善が難しいといったケースも少なくありません。そのため当院ではなるべく早く歯周病に気づけるように、位相差顕微鏡を使って検査を行い、早期の歯周病治療開始に努めています。

STEP1:歯肉炎

STEP1:歯肉炎

状態 治療法
歯ぐきに炎症があり、腫れや出血が見られます。 スケーラーという専用器具で歯石・歯垢を取り除く「スケーリング」を行います。またブラッシング指導も行います。

STEP 2:軽度歯周炎

STEP 2:軽度歯周炎

状態 治療法
歯と歯ぐきが剥がれ、歯ぐきが腫れた状態です。これにより歯周ポケットが深くなっています。 スケーリングや歯石除去を行い、またブラッシング指導も継続します。

STEP 3:中等度歯周炎

STEP 3:中等度歯周炎

状態 治療法
炎症が進行し、歯周ポケットが4mmを超えた状態。歯ぐき以外にも炎症が広がり、口臭が気になりはじめます。 歯周ポケット内部の歯垢・歯石を除去する「歯周ポケット掻把術」を行い、術後はルートプレーニングで歯の表面をつるつるに磨いて汚れの再付着を防止します。

STEP 4:重度歯周炎

STEP 4:重度歯周炎

状態 治療法
さらに歯周ポケットが深くなり、6mmを超えた状態です。口臭が増し、歯のグラつきや膿が出ているのを感じるようになります。 治療法は歯ぐきを切開して奥の汚れを取りのぞく「フラップ手術」や、抜歯となります。抜歯後はインプラントなどの補綴治療で、歯の機能を補います。

当院で行っている歯周病治療

スケーリング(軽度歯周病)

スケーリング(軽度歯周病)

軽度歯周病の場合、歯周ポケットはまだ浅い状態です。肉眼で見える範囲の歯石・プラークを、スケーラーという専用器具で除去します。

中等度歯周病(ルートプレーニング)

中等度歯周病(ルートプレーニング)

歯を支える顎の骨が溶かされ、歯周ポケットも深くなってきます。歯茎で覆われているはずの歯周ポケット内部の歯質に歯石が付着しているため、深い部分まで器具を使って歯石を取り除くことが必要です。スケーリングと歯石を除去した後の凹凸のある歯の表面に汚れが再付着しないよう「ルートプレーニング」処置で滑らかに仕上げます。その際、痛みが出るおそれがある場合は、麻酔を使用します。

歯周外科手術(重度歯周病)

歯周外科手術(重度歯周病)

重度歯周病になると、歯周ポケットはかなり深くなっています。麻酔をして歯ぐきを切開し、歯の根元についた歯石やプラーク、歯周病菌に浸食された歯肉を除去します。顎の骨が大きく溶かされている場合は、骨を再生する再生療法を行うケースもあります。

光殺菌治療(LAD:Light Activated Disinfection)

歯周病の感染部位に光感受性物質(バイオジェル)を注入し、光を照射して歯周病菌を消毒・除菌する治療法です。ここまでの治療では除去しきれない細菌に「とどめの一撃」を与えられるため、治療期間短縮や再発防止にもつながります。

子どもが遊びに来たくなる、ママと子どものための歯医者さん【大林歯科小児歯科医院】

※表は左右にスクロールして確認することができます。

診療時間 祝日
午前/9:00~12:00
※11:30まで
午後/14:00~18:30

休診日:日(祝祭日は診療いたします)
お電話:0940-36-1182