大林歯科小児歯科医院:福岡県宗像市・「口からはじまる健康づくり」をテーマに口腔ケアに力を入れ、全身疾患につながる口腔トラブルの改善を目指します。小児歯科・障害者歯科も行い訪問治療にも対応しています 大林歯科小児歯科医院は福岡県宗像市にあります
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2012年2月5日 命の入り口セミナーを開催しました

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2012年2月5日:命の入り口セミナー

国立病院機構 福岡東医療センター病院長 上野 道雄先生命の入り口セミナーに
たくさんのご来場ありがとうございました

お口と全身の健康を考える「口は命の入り口、魂の出口」セミナーも数えて10回目。昨年3月に発生した未曾有の大災害「東日本大震災」から一年になるのを受けて、被災地に救援に向かった、医師、歯科医師、看護師、歯科衛生士の皆さんから現地での活動報告と被災地の実際。現場で役に立った事柄を通じて、平時でも応用できる災害対策と健康管理、来るべき災害に対する心構えを考えました。
 はじめに国立病院機構 福岡東医療センター病院長 上野 道雄先生から、各分野で活躍する方たちの経験とそれを基に構築されたノウハウを集約し、情報交換をすることで、より災害に強いネットワークの構築に貢献していただきたいというごあいさつをいただきました。

日本赤十字九州国際看護大学学長・医師 喜多 悦子先生 最初の講演は、日本赤十字九州国際看護大学学長で医師の喜多 悦子先生。
「災害に学び、災害に備える」というテーマで、災害の記憶を風化させる「3」という数字についてのお話しと、昨年5月と8月にボランティアに向かった体験談をお話くださいました。
「災害は忘れたころにやってくる」という言葉がありますが、今回の震災はまさにこの言葉通りとなりました。人の忘れっぽさには「3」の法則性があり、手痛い被害も3ヶ月でだいぶ薄れ、3年もすればかなり忘れてしまい、組織のレベルでも30年、地域のレベルになると倍の60年、そして300年もすれば何もなかったようになるというものです。古い津波の記憶はすっかり風化し、町作りに活かされませんでした。

 災害の被害は災害の規模と地域の弱点の相乗効果により大きくなり、弱点は防災インフラの充実以外に、地域住民の教育に関わるため、災害の記憶を後世にいかに伝えていくかが大きな課題となるとのご指摘でした。
災害時の救援には、被災者が自分でできることをやる「自助」、被災者どうしが助け合う「共助」、行政や外部に助けてもらう「公助」の三つの「助」が必要で、それぞれの規模の「助」を統合して対応しなければならないとのお話しでした。
子供たちへの教育としては、安全や平和など目に見えない概念を実感させること、一人で生きているのではないということ、生命に限りがあること、他人との係わり「絆」を知ること、災害が多い我が国の実体を知り安全を守る工夫をすることを提唱され、これらの教育で、日本の子供達がさらされている「いじめ」や「ひきこもり」などの危機も回避できるのではないかとのお話でした。
最後に、被災地でのボランティア活動報告で講演を締めくくられました。

国立病院機構 福岡東医療センター内科医長・医師 北山 次郎先生 続いて、国立病院機構 福岡東医療センター内科医長の北山 次郎医師。専門は脳血管内科で、震災直後の3月19日から24日、3月30日から4月4日の二回に渡り宮城県山元町で医療支援活動にあたられました。講演では、実際の被災地の状況と活動があり報告されました。

災害時には多数の傷病者が同時発生し、規模によっては病院や医療者も被災、傷病者数が医療資源の量と医療機関の能力を大きく上回り、医療の需要バランスが著しく悪化します。このため、災害時には平常時とは異なる医療体制を取る必要があります。災害時には限定された人員、医薬品、資器材で最大限の患者を救命する必要があり、個々の患者の治療には制限がかかります。

 1995年に発生した阪神淡路大震災の後、災害時医療支援体制は大幅に見直され、発生直後の急性時医療をになうDMAT(災害派遣医療チーム)の結成、災害時医療を担う災害拠点病院の設置、重症患者の広域搬送を行う広域医療搬送計画の策定、医療情報を伝達するためのEMIS(広域災害救急医療情報システム)や、DIS(地震防災情報システム)の構築などの取組みがなされ、今回の震災でも役立ちました。
他にも災害時に多くの傷病者に対し最善の救命効果を得るために、重症度と緊急度によって分別し治療の優先度を決定する救急トリアージの採用は、現場での迅速な対応に寄与しました。

 災害直後から時間が経過するにつれ、必要な医療ケアは大きく変わります。変化しつづける被災地の状況に合わせ適切な情報を管理し、対応を指示する災害対応コーディネーターが必要とのお話もありました。
専門分野から、阪神淡路大震災のあと、肺炎と脳血管障害による死亡が短期間に増加しました。これは震災直後のストレス、不規則な生活と過労などが原因と考えられます。震災は脳血管障害のリスクも増大させます。
災害時に脳血管障害を予防するには、1)血圧コントロールの徹底 2) 十分な水分補給 3)適度な運動をしましょうとのアドバイスがありました。特に2)の水分補給については、避難所で夜トイレに行くのが周囲の迷惑になるとの理由で水分を控える方が多く危険な状態になりがちだとのお話でした。


福岡東医療センター 坂口 一彦看護師・黒木 英樹看護師 次は、福岡東医療センター 坂口 一彦看護師・黒木 英樹看護師。お二人は3月30日から4月4日の間、宮城県で医療支援活動にあたられました。支援内容は診療、調剤、処方や外傷等の処置でした。現地では、最大規模の避難所の一角を仕切り仮設の診療スペースを作り、避難所と自宅で生活している方の診療を行いました。医薬品や器材は一般的なもので数も少ない状態でした。点在する避難所も廻り、仮設診療スペースを確保、巡回して医療支援をされました。カルテも無いため、新たに手作りのものを制作し、経過観察や引き継ぎに活かしました。

活動した山元町は津波被害が大きかった地域で、住民の半数以上が浸水被害に遭い、その大多数が避難所生活を強いられました。ライフラインの復旧は電気は10日程、水道は1ヶ月半もの時間がかかり、被災者の不便な生活は長期に渡りました。

 生活の基盤となる「衣・食・住 」について報告されました。
「衣」については津波に流された被災者が多く、衣料品の救援物資が大変役に立ちました。避難所では衣料品で体温調整しなければ、小児や高齢者は衰弱する危険があります。
「食」に関しては、自衛隊による炊き出しや救援物資が届けられましたが、炭水化物が中心でタンパク質やビタミン不足が深刻でした。入れ歯を流されたため、よく噛めないという高齢者の方も多く見られました。
「住」については広いスペースに雑魚寝という状態が続き、肉体的、精神的に大きな負担になりました。プライバシー確保のため車内で生活する人たちには静脈血栓症(エコノミークラス症候群)の危険性がありました。
水が確保できず、水を使う清潔行為(洗顔、歯磨き、入浴)が後回しになり、病気の蔓延が心配されました。避難所生活という過酷な環境なればこそ、衣・食・住に目を向け、迅速かつ適切な対処が被災者の健康維持に最も重要であることを痛感されたそうです。平時から水が使えない時の清潔ケアに絞った検討が必要であると訴えられました。

国立病院機構 福岡東医療センター・歯科医長 福元 俊輔 午前の部最後の講演は、国立病院機構 福岡東医療センター・歯科医長の福元 俊輔先生。
お口の健康は全身の健康、ADL(日常生活をおくる上で必要な基本的な動作)や、QOL(クオリティ オブ ライフ:生活の質)に大きく関係していると近年よく言われます。若年層では、ムシ歯は減少しているのですが、歯肉所見(歯肉になんらかの問題がある)が増える傾向にあります。実は歯周疾患の方が歯を失うリスクはと高いのです。
歯を失うことで、1)食べ物を噛み、すりつぶす能力が低下→2)栄養が吸収されにくくなる→3)栄養状態の悪化、精神力・体力の低下→4)QOLの低下、という悪い連鎖に陥ります。また、歯が少ない人には認知症やアルツハイマーの発症リスクが高くなることも分かっています。
よく噛むことで食べ過ぎを抑制、メタボリックシンドローム(内臓脂肪型肥満、高血圧、高血糖、脂質異常症の2項目があてはまる状態)の予防や、歯周病を治療することで糖尿病の症状改善や心臓疾患のリスク低下が期待できます。

 口腔ケアはインフルエンザ予防にも有効で、在宅高齢者に口腔ケアを行っているグループでは発症率が大幅に少ないというデータもあります。インフルエンザ予防には■流行前のワクチン接種■バランスのとれた栄養と十分な休養■室内の換気、適度な加湿(50〜60%)■マスクの着用・手洗い、うがいと「口腔ケア」が重要です。
災害時にも不規則な生活で体力、栄養状態の低下が起こるので、口腔ケアは重要です。水の使用が限られる場合は練りハミガキは使わず、ブラッシングだけを行い、少量の水で勢いよく口の中をゆすいでください。
よく噛むことでだ液が多く出ます。だ液によりお口の中は清潔に保たれ、消化を助け、お口の中の組織を保護します。よく噛んで食べることと、健康な歯とお口を保つために口腔ケアはとても重要な役割があるとのお話でした。

質疑応答 ここで喜多 悦子先生への質問の時間を取りました。災害支援の向かった歯科医師の方からの質問で、内科、外科などの専門外の分野の相談や医療行為の依頼があった場合の対処法についての質問があり、緊急性を考えて対応し、専門医にスムーズに引き継げるようにデータを残すこと。その管理も含め、所属するチームの体制を整える重要性を訴えられました。特に医療事故に直結し責任問題に発展しかねないケースなので、対応はあくまで慎重におこなってほしいとの回答でした。

日本歯科大学口腔介護リハビリセンター長・歯科医師 菊谷  武先生 日本歯科大学口腔介護リハビリセンター長で歯科医師の菊谷 武教授。
菊谷教授は震災後、現地に向かわれましたが「あまり活躍できなかった」との理由で、その件はあまりお話になりたくなかったとか。
2011年3月11日、仕事場の東京医科歯科大学で震災に遭い、帰宅困難になったというご自身の体験談からはじまりました。

 阪神淡路大震災後3ヶ月間の神戸市内の歯科医療救援活動のカルテを調べた結果、歯の疾患が平時の2倍以上に増えていたそうです。これは、水の確保が容易ではなかったこと、支援物資に歯ブラシが含まれていなかったことが原因として考えられます。また、避難所では子供達に一日中アメを与えていることがあり、これもムシ歯の原因になったと考えられます。 阪神淡路大震災の時には肺炎への認識が浅く、二次被災での肺炎感染が大きな問題になりました。これを受けて、東日本大震災では肺炎対策も大きな課題で、口腔ケアでの肺炎対策指導は重要な仕事です。

 東日本大震災の被災者の生活を新聞記事で見ると、直後は食料がなく低栄養状態になります。その後、支援物資が入りますが、量が少なく炭水化物中心、「おかず」不足が続き、タンパク質、ビタミン不足の状態が長く続きました。同時に救援活動に入る人も多くなり、それぞれのニーズに合った食事の必要性が出てきました。

 専門分野である口腔ケアと歯科医師の技術を活かすべく、支援物資と共に現地に向かわれましたが、現地では歯科医師が避難している地域も多く、入り込むことが困難だったそうです。避難所の片隅での治療や在宅避難者への診療などで訪問診療の技術と器材が役立ったそうです。
いろいろな口腔ケアグッズを持参したそうですが、一番喜ばれたのは「入れ歯ケース」。避難所では眠る時に入れ歯を枕元に置いておくと踏まれる危険があり口に入れっぱなしの人も多かったため好評だったそうです。簡易な入れ歯の制作や修理もされました。避難所によって届く物資に大きな違いがあり、訪れた避難所のひとつには大量に歯ブラシが届いていて驚いたそうです。同じものばかりが大量に送りつけられているようで、支援物資の割り振りにも疑問を感じられたとか。

 口腔ケアの重要性を訴えても、緊急時であることも加わり必要性を感じてくれる人が少なかったので残念な思いをされたそうです。
余談ですが 、息子さんが持たせてくれたマンガの本は避難所の子供達にとても喜ばれたそうで、後日届いた感謝状にもその事が書かれていたそうです。

大林歯科小児歯科医院院長・歯科医師 大林 京子 大林院長の講演です。院長は福岡西方沖地震の時から、大規模災害への備えのひとつとして口腔ケアを取り入れることを提唱されてきました。震災後は心理的ショック状態や強いストレスによりだ液が減少、だ液がお口の中を洗い流す効果が減るため、舌の表面や歯肉、ほほの内側などの老廃物がたまってしまい雑菌が繁殖、これらが体内に入り様々な病気を起こす原因になります。だ液には酸を中和する能力があるので、歯を溶かす酸を中和してムシ歯になりにくくする働きもあります。歯磨きは一番重要で、使える水が少ない場合は水だけで力を入れず丁寧にブラッシングして、少量の水で数回に分けて口をゆすぐと良いそうです。また、歯ブラシでお口の中を刺激することは気分転換にも有効で、ストレスを緩和する働きがあるそうです。

 災害時には環境の変化により強いストレスにさらされ、過酷な環境に置かれます。こうした時に備え口腔ケアを意識し、何でも食べられるよう手入れしておくのも災害対策のひとつです。
普段何気なく使っている「口」ですが、噛む、飲む、のみ込む、呼吸する、喋る、味わう、力を出す、消化を助ける、表情を作る、免疫物質を出し、脳を刺激する、ストレスを発散させるなどなど様々な機能を含む器官です。この多機能で重要な器官を大切にケアしながら使うことは健康で長生きのために大切なことなのです。

 人間は産まれ落ちると口からしか栄養を取る事ができません。「口は命の入り口」この言葉を忘れずに、口腔ケアにはげみたいと思います。
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ディスカッションの様子
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質問に回答する菊谷教授 午後の部の最後はディスカッション形式で行われました。会場からの質問に講演頂いた先生方に答えていただきました。
会場には医療関係者も多く、専門的な質問が多く出され、活発な議論となりました。
菊谷教授への質問では、口腔ケアのグッズについて、適切な指導があれば使ってもらえたのでは?という質問が出されました。これに対し、口腔ケアの必要性を訴えて指導してもいつも使っていない道具は結局は使われないことが分かったという回答がありました。新しい道具を受け入れるにはそれなりに時間がかかるということのようです。現地での活動での問題点を聞かれると、自分の後に誰が来るのかわからないため引き継ぎができない点を指摘、患者さんの情報をどのように共有して、時系列にまとめるかが課題であると訴えられました。

質問に回答する北山医師 北山医師からは、現地は病院も被災し、カルテや投薬データも失われ、患者さんは薬をなくしていて、早急に薬が必要でも対処できないこと、物資が少ないため同様の効能の別の薬を投薬しても馴染みがなく嫌われる事があるそうです。ここでもデータ管理が必要です。他にも、時間が経過するにつれ、傷病が変化するため、それに合った専門性を持つ医師の派遣が必要とのご指摘もありました。
会場の聴講者で医療支援に向かわれた方にもお話しを聞き、現地での苦労を知りました。被災地の南三陸町はもともと歯科に関する教育が遅れている地域として知られていたそうで、この震災で外部の歯科医師や歯科衛生士が入り教育することでデンタルIQ(歯科の知識)が大幅に向上した手ごたえを感じたそうです。

東洋英和女学院大学 人間科学部 大林 雅之教授 最後に、この日の総合司会、東洋英和女学院大学 人間科学部 大林 雅之教授から総括がありました。
今回の震災は被害が広域に渡り、想定規模を超える津波被害に見舞われ、我が国が近代以降初めて経験する大規模災害となりました。
広範囲に被害が及んだため、救援の進度、物資の供給などに大きなばらつきが出たことで多くの被災者に不自由を強いる結果となりました。これを教訓に、災害支援コーディネータを養成し、来るべき災害の際に適格な対応が取れる体制を整える必要性と、市民の病歴、投薬、通院などの情報を集約したデータベースを構築する必要もあるとのお話でした。また、医療に関する情報を自己管理できるようにする新たな取組みも必要ではないかとのお話しでした。
地震災害が多い我が国を考えると、被災した場合にそなえて個人の医療データを一元管理する方法を検討する必要がありそうです。
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2012年2月13日放送 NHK総合テレビ制作のこの冬のインフルエンザ対策特集に大林院長が出演しました

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2月13日(月)NHK総合テレビ夕方6時30分より放送のNHK福岡放送局制作の「熱烈発信!福岡NOW」の中で放送された、この冬のインフルエンザ対策の特集コーナーで、大林院長が提唱する「舌みがき」が取り上げられました。
やり方は簡単!歯ブラシをガーゼでくるんで、舌の表面をやさしくていねいにブラッシングするというもの。舌の表面に付着する古い皮膚「舌苔」はバイ菌が取り付き増殖しやすいので、こうして磨き、清潔に保つことでインフルエンザをはじめとする様々な感染症予防になります。
この冬、猛威を振るっているインフルエンザにかからないために、大林歯科医院がおススメする「舌みがき」を実践してください!
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2011年5月29日 セミナー「大災害の二次被災に打ち勝つカラダとお口の大事なハナシ」を開催しました

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2011年5月29日:セミナー・口からはじめる健康づくり教室「大災害の二次被災に打ち勝つカラダとお口の大事なハナシ」大林歯科小児歯科医院が推奨する、口腔ケアで全身の健康を守る「口からはじめる健康づくり教室」の新たなシリーズの第1回セミナーを去る5月29日、宗像市のメイトム宗像で開催いたしました。
当日は台風2号が接近するあいにくの荒天にも関わらず、用意した会場にいっぱいの聴衆のみなさまにお越しいただきました。

今回は去る3月11日に発生した「東日本大震災」で被災された方の中で、避難所で体調をくずしたり、お亡くなりになる「災害関連死」が数多く報告されている事に注目し、日頃からできる口腔ケアによる体調管理と、避難生活で役に立つ口からはじめる健康づくりを考えました。


大分県佐伯市役所 企画課 副主幹・柴田 真佑さん はじめに、大分県佐伯市役所 企画課の副主幹・柴田 真佑さん。今回、急遽お話をいただけることになりました。柴田さんは今回の震災の後、佐伯市からの災害救援ボランティアとして大きな被害が出た石巻市に入られました。現地の壊滅的な状況を物語る写真とともに体験された状況をうかがいました。
インフラが分断され、特に断水により衛生状態が悪いこと、現地の状況のあまりの劣悪さに被災者だけでなくボランティアも体調や精神にダメージを受ける状況を聞きました。
柴田さん撮影による被災地の状況 避難所では寒さのためインフルエンザの流行が懸念されていたため、柴田さんは、みらいクリニック・今井 一彰先生が考案した「あいうべ体操」をいろいろな所で実践。もともとの健康増進効果に加え、大きな声をだすストレス発散効果もあり、外国からのボランティアにも大変好評だったそうです。
また、口腔ケアの重要性を訴えるチラシを作成、あいうべ体操とともに、簡単に健康を維持する方法としてあちこちの避難所で掲示してお口の健康の重要性をアピールされたそうです。

熊本市中央保健福祉センター 所長補佐 吉良 直子先生 続いてのお話は、熊本市中央保健福祉センター 所長補佐 吉良 直子先生。先生は歯科医師の免許もお持ちで、日頃からだ液腺マッサージでだ液の分泌を盛んにしてお口の中を清潔に保つ健康法を提唱され、各地で指導されています。
東日本大震災の後、津波で大きな被害があった南三陸町に医療支援ボランティアとして派遣され、被災者の健康管理と指導を行われました。避難所や被災家庭を訪問、聞き取り調査をしていく中でストレスや不自由な生活のためか、だ液の出が悪くなってしまった方が数多くおられたそうです。
南三陸町の佐東町長。被災者の特徴をスケッチして引き継ぎを行った。地震も津波被害に遭い、町庁舎の屋上に避難し、ギリギリで難をのがれた南三陸町の佐藤町長を訪問した際に、だ液腺マッサージを教えたものの、なかなかだ液が出ず、ストレスによる影響の大きさを実感されたそうです。
避難所での伝染病の対策も大きな課題で、そのためにもお口の中を清潔に保ち、だ液がよく出ることでウイルスが体内に入るのを阻止できることを避難所の方たちに指導され、好評だったとのことです。
現地では、東北のなまりが強くお年寄りは声も小さく特に聞き取りにくかったため、特徴をスケッチして引き継ぎを行うなど、現場ならではのお話もうかがい、いろいろな知恵を働かせて活動されていた事がわかりました。

最後に登場の大林院長 最後に大林院長からのお話。
今回のセミナーの副題を「大災害の二次被災に打ち勝つカラダとお口の大事なハナシ」としていますが、これは何も災害時の避難所ですぐにできるということではなく、毎日の暮らしの中で生活習慣のひとつとして口腔ケアを実践することで健康な身体をつくろうという事だとのお話からはじまりました。
大災害時には、長期にわたり断水することがあります。物資も不十分で落ち着かない避難生活とストレスで歯磨きなんか忘れ去ってしまう方が多いのです。歯垢の中には大腸の中に棲む最近と同じ程の数の細菌が棲んでいるため、歯磨きを欠かすとムシ歯の他、歯周病になるリスクがとても高くなり、細菌が体内に入り血液に乗って全身に疾患を起こす菌血病や、肺に吸い込まれて肺炎を起こすなどの危険もあります。

大林院長のおはなし避難所ならではの問題として、床に近い空気は埃っぽく、有害物質や病原菌が口の中に入ります。だ液の出が悪いことでこれらが体内まで入り込みやすいのです。こうした劣悪な状態から身体を守るため、日頃から口腔ケアを行い、災害時でも怠らない習慣づけをすることで健康を維持できるそうです。
新聞に掲載された被災者の日記を引用し、配付された歯ブラシで歯磨きをしたところ気分がかわったそうです。口の中にはたくさんの神経があり、ストレス解消のためにも丁寧な歯磨きは有効だということでした。毎日の歯磨きを少し意識して行うことで、全身の健康に大きく影響があると考えると、まじめに取り組んでみようと思いました。
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2011年1月16日 命の入り口セミナーを開催しました

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2011年1月16日:命の入り口セミナー
宗像市長のあいさつ
宗像市長のあいさつ
命の入り口セミナーに
たくさんのご来場ありがとうございました

西日本新聞が提案する、食と命の提言「食卓の向こう側」シリーズの中の「命の入り口心の出口」セミナーが、去る1月16日、宗像ユリックス・イベントホールにて開催されました。
まさに満員御礼。2,300人収容のホールが聴衆で埋まり、関心の高さを物語りました。セミナーに先立ってごあいさつの中では、宗像市長が飛び入り参加。このセミナーへの期待を語ってくださいました。

みらいクリニック院長 今井 一彰先生 最初の講演は、みらいクリニック院長で内科医の今井 一彰先生。長年クリニックで多くの患者さんを診てきた経験の中で気付いた「鼻呼吸と健康の関係」から、独自の「あいうべ体操」を提唱しておられます。
先生によると、呼吸は本来、鼻で行うもので、舌の筋肉が衰えると舌の位置が下がり、鼻の通りが悪くなり口が開き口で呼吸する事になるそうです。同時に姿勢の悪くなり気分が沈むといったメンタルな悪影響の他、様々な疾患につながるそうです。鼻呼吸をするだけで、こうした症状の改善に効果があるとのお話しがありました。
今井先生の「あいうべ体操」はとてもユニークで、「あ」「い」「う」「べー(舌を出す)」と表情を大きくつけて発音するだけというもの。これだけで、困った症状が改善されるなら試してみる価値はあります。

みらいクリニック・リウマチ&フットケアセンター長、湯浅 慶朗先生 続いては、みらいクリニック・リウマチ&フットケアセンター長、湯浅 慶朗先生。足の状態と健康の関係を研究。独自の「足育」理論で、足指の曲がりやねじれ、歪みを補正して指をのばし、本来有るべき「ふんばれる足」を作り姿勢を改善。これにより全身の健康状態が改善されるというお話でした。実際に聴衆の方にご協力いただき、足指をのばす実験を行いました。足指をのばす効果がある独自の「みらいソックス」で踏ん張りが効くようになり、重い荷物を楽に持ち上げられたり、押されたり引っ張られても踏ん張って姿勢が崩れにくくなる効果を実証しました。

歯科医師の山口 知世先生 中休みを挟んで、歯科医師の山口 知世先生。先生は食の商業化と近代化による健康被害について講演され、輸入飼料を与えたサルに奇形が発生したり、工場での有害物質の混入、農薬による健康被害など多くの問題を指摘。目に見えないところで生産され流通される食料の恐さのお話がありました。また、食の近代化については書籍を引用して、その土地で採れた食材を使い、伝統的な食事を日常的に食べて暮らしている人たちは歯並びが良いのに対し、近代的な食事に変わったとたん数世代という短期間に歯並びが劇的に悪くなり、歯自体も悪くなっているとの説明がありました。自分の体の半分は食べたもの、飲んだもの、吸った空気だとの自覚をもって、体に入れるものを吟味する必要を感じました。

長崎県・口之津小学校教諭、福田 泰三先生 続いて、長崎県・口之津小学校教諭、福田 泰三先生。学習の一つにあったパネルディスカッションのテーマを身近な食と健康の問題とし、命の入り口の本と、今井先生のあいうべ体操の本を資料として行われたお話しをされました。一口30回噛んで食べようということについては、なぜ噛まずに食べてしまうのか、その原因をリサーチし、解決策を考えてまとめる過程が紹介されました。その発表を今回のセミナーで行いたかったのだそうですが、あいにくの雪のため断念。事前にビデオに録画したものを公開しました。子供たちならではの鋭い観察が面白く、聴衆からは笑いと感嘆の声、大きな拍手が送られました。

大林院長 最後は大林院長の登場です。全身疾患と口腔ケアの関係を研究した結果、インフルエンザなどのウイルスによる病気の予防に口腔ケアが有効で、そのメカニズムと具体的な予防方法の実践についてお話ししました。
お口の中にはたくさんの菌がすみついています。ここに外部からインフルエンザウイルスが入ると、お口の中の細菌と酵素の働きで変化。のどの粘膜に取り付き体内に入り込むことができるようになります。お口の中の菌を全滅させる事は不可能ですが、歯垢や舌の表面に付く舌苔に多く存在するため、歯ブラシや歯間ブラシを使った歯のケアと舌の表面のブラッシングを行うことの重要性を訴えました。舌の表面のブラッシングは専用ブラシ以外にも、歯ブラシにガーゼを巻いて柔らかくブラッシングする方法でも良いとの事でした。また、舌を刺激することでだ液が出やすくなり、お口の中が潤った状態に保つことができるようになることも重要とのことで、だ液腺マッサージの方法も同時に紹介されました。加齢やストレスでだ液の量が減り、お口の中が乾燥した状態になることも、様々な疾患の誘因になることも説明されました。

締めくくりのあいさつお口は食べ物、飲み物として栄養や水分を取り入れる、まさに「命の入り口」です。良いものはもちろん、悪いものも取込んでしまう可能性も忘れずに、病気を予防する第一の関門としてきちんと管理する必要を強く感じました。毎日の食事とお口のケアで口からはじめる健康を考えて実践すれば、病気にかかるリスクを低くする事が可能なのです。
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鬼のマークの歯医者さん・大林歯科小児歯科医院
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